2026.08.28
Claude Codeを使い始めると、ターミナル上で「/」を入力したときに、さまざまなコマンドが表示されることに気づきます。
プロジェクトの初期設定から、コードのレビュー、デバッグ、セッション管理、バックグラウンド処理まで、Claude Codeには非常に多くのコマンドが用意されています。
ただ、コマンドの数が多いため、
「結局、どれを使えばいいの?」
と迷ってしまう方も少なくありません。
そこで今回は、Claude Codeで利用できる代表的なスラッシュコマンドを、用途別に整理して紹介します。
※本記事では、Claude Codeで利用できる代表的なコマンドを紹介しています。コマンドの名称・機能・利用可能なコマンドは、Claude Codeのバージョンや利用環境、プランなどによって変更される可能性があります。最新の情報については、Claude Codeの
/helpコマンドなどで確認してください。
Claude Codeでは、セッション中に「/」を入力することで、さまざまなスラッシュコマンドを呼び出すことができます。
通常のチャットでClaudeに指示を出すのとは異なり、これらのコマンドは、
など、Claude Codeそのものを操作するために使われます。
特に重要なのが/helpです。
/help現在利用できるコマンドを確認できます。
Claude Codeはアップデートによって機能が追加・変更されることがあるため、コマンドを全部暗記する必要はありません。
「何が使えるのか分からない」というときは、まず/helpを確認するのがおすすめです。
まず覚えておきたいのが、プロジェクトを準備するときに使うコマンドです。
| コマンド | 主な用途 |
|---|---|
/init |
プロジェクトを初期化し、CLAUDE.mdを生成 |
/memory |
CLAUDE.mdや自動メモリを管理 |
/mcp |
MCPサーバーの接続・認証を管理 |
/permissions |
ツール実行時の許可ルールを管理 |
/agents |
サブエージェントの作成・管理 |
/import |
CodexやGemini CLIなどの設定を取り込む |
/init新しいプロジェクトでClaude Codeを使い始めるときに便利なのが/initです。
プロジェクトの情報をClaude Codeに理解させるためのCLAUDE.mdを生成する際などに利用します。
/memoryClaude Codeにプロジェクト固有の情報やルールを覚えさせたい場合に関係するコマンドです。
「このプロジェクトではこういうルールでコードを書く」
といった情報を管理する際に役立ちます。
/mcpMCP(Model Context Protocol)を利用して外部のツールやサービスとClaude Codeを連携させる場合に使います。
Claude Codeを単なるコーディングAIではなく、さまざまなツールと連携して使いたい場合には重要なコマンドです。
実際にClaude Codeで作業しているときに役立つコマンドです。
| コマンド | 主な用途 |
/plan [説明] |
大きな変更を行う前に作業計画を立てる |
/model [モデル名] |
使用するモデルを変更 |
/effort [レベル] |
推論の強さを設定 |
/context [all] |
コンテキスト使用量を確認 |
/compact [指示] |
会話を要約してコンテキストを節約 |
/btw [質問] |
本作業とは別の質問をする |
/goal [条件] |
指定した条件を満たすまで作業を継続 |
/plan大きなプログラム変更を行うときに便利なのが/planです。
いきなりコードを書き換えるのではなく、
という流れを作りやすくなります。
特に複数のファイルにまたがる大きな修正では、いきなり実装させるよりも、まず計画を立てさせるほうが安全です。
/model使用するモデルを切り替えるためのコマンドです。
作業内容によってモデルを使い分けたい場合に利用します。
/contextClaude Codeが現在どの程度コンテキストを使用しているのかを確認する際に役立ちます。
長時間の開発では、コンテキストの管理が重要になります。
/compact会話が長くなってきたときに、コンテキストを節約するために利用できます。
Claude Codeとのやり取りが非常に長くなった場合には、覚えておきたいコマンドの一つです。
Claude Codeでは、一つの作業を延々と続けるだけでなく、複数の作業を並行して扱うための機能も用意されています。
| コマンド | 主な用途 |
/tasks |
バックグラウンド作業を確認 |
/background |
作業をバックグラウンド化 |
/batch |
大規模変更を分割して並行処理 |
/fork |
会話を新しいバックグラウンドセッションに複製 |
/branch |
現在の会話を分岐 |
特に注目したいのが/batchです。
大規模な変更を複数の作業に分解し、サブエージェントを利用して並行して処理するという考え方です。
AIによる開発が、
「AIにコードを書かせる」
という段階から、
「AIに開発作業そのものを分担させる」
方向へ進んでいることを感じさせる機能です。
プログラムを変更したら、それで終わりではありません。
実際に動かしてみたり、変更内容を確認したり、セキュリティ上の問題がないかチェックすることも重要です。
| コマンド | 主な用途 |
/diff |
未コミットの変更を確認 |
/code-review |
コードレビュー |
/security-review |
セキュリティ面からレビュー |
/verify |
アプリを実際に動かして検証 |
特に重要なのが、
/code-review
/security-review
/verify
の3つです。
AIにコードを書かせる場合、「作る」だけではなく「確認する」工程をAIに担当させるという考え方が重要になります。
Claude Codeでは、長期間にわたって同じプロジェクトを扱うこともあります。
そんなときに便利なのがセッション管理関連のコマンドです。
| コマンド | 主な用途 |
/clear |
コンテキストをクリアして新しい会話を開始 |
/resume |
過去のセッションを再開 |
/rewind |
過去の状態に戻す |
/rename |
セッション名を変更 |
/export |
会話をファイルとしてエクスポート |
/teleport |
Web版のセッションをターミナルに引き継ぐ |
/remote-control |
他のデバイスからセッションを操作 |
/resume以前の作業を再開したい場合に便利です。
開発プロジェクトでは、一度の作業ですべてを終えるとは限りません。
「昨日の続きを今日やる」
という使い方ができるのは、AIを開発環境に組み込む上で大きなメリットです。
/rewind作業を以前の状態に戻したい場合に利用します。
AIに大きな変更をさせる場合には、こうした「戻せる仕組み」が非常に重要です。
Claude Codeを使っていて、
「なんだか動かない」
「環境がおかしい」
という場合に利用できるコマンドもあります。
| コマンド | 主な用途 |
/doctor |
インストール・設定などを診断 |
/debug |
デバッグログを有効にして調査 |
/feedback |
バグやフィードバックを送信 |
まず問題が発生した場合には、/doctorを確認してみるのも一つの方法です。
Claude Codeそのものの設定や作業環境を変更するコマンドです。
| コマンド | 主な用途 |
/config |
各種設定を変更 |
/color |
プロンプトバーの色を変更 |
/add-dir |
作業ディレクトリを追加 |
/cd |
作業ディレクトリを移動 |
/sandbox |
サンドボックスモードを切り替え |
/hooks |
フック設定を確認 |
/ide |
IDE連携を管理 |
このあたりは、Claude Codeを本格的な開発環境として使い込む人ほど重要になってきます。
最後に、現在の状態や利用状況を確認するためのコマンドです。
| コマンド | 主な用途 |
/help |
利用可能なコマンドを確認 |
/usage |
利用量を確認 |
/status |
現在のステータスを確認 |
/insights |
使用パターンを分析 |
/recap |
現在のセッションを要約 |
/release-notes |
変更履歴を確認 |
/copy |
直近の回答をコピー |
/schedule |
定期実行タスクを作成 |
中でも初心者におすすめなのは、やはり/helpです。
「コマンドを覚えなければいけない」と考える必要はありません。
必要になったときに、
/help
と入力すればいいのです。
ここまでたくさんのコマンドを紹介しましたが、最初から全部覚える必要はありません。
まずは次のコマンドを押さえておけば十分です。
| コマンド | 覚えておきたい理由 |
/help |
コマンドを調べるため |
/init |
プロジェクトを開始するため |
/plan |
大きな作業の計画を立てるため |
/model |
モデルを変更するため |
/context |
コンテキストを確認するため |
/compact |
コンテキストを節約するため |
/code-review |
コードをレビューするため |
/verify |
実際に動作を確認するため |
/resume |
過去の作業を再開するため |
/doctor |
トラブルを診断するため |
この10個を使えるようになるだけでも、Claude Codeの使い勝手はかなり変わってきます。
Claude Codeのコマンドを見ていると、現在のAI開発環境が単純な「コード生成」から大きく変わりつつあることが分かります。
AIに、
「このコードを書いて」
と指示するだけではありません。
プロジェクトを理解させ、計画を立てさせ、複数の作業を分担させ、コードをレビューさせ、セキュリティを確認し、実際に動作を検証する。
つまり、AIを一人のプログラマーとして使うというより、開発チームの一員として組み込んでいくという方向です。
これはClaude Codeを理解する上で非常に重要なポイントだと思います。
Claude Codeには非常に多くのスラッシュコマンドが用意されています。
しかし、すべてを暗記する必要はありません。
最初は、
/help → 必要なコマンドを調べる
という使い方で十分です。
そして、Claude Codeを使い込んでいく中で、
/init/plan/contextや/compact/code-review/verify/doctor/resumeというように、必要なコマンドを少しずつ覚えていけばよいでしょう。
AIによるプログラミングは、単に「コードを生成してもらう」時代から、AIと一緒にプロジェクトそのものを進める時代へ移りつつあります。
Claude Codeのスラッシュコマンドは、そのための操作パネルとも言えるでしょう。
今回の記事を作成する際の参考資料として、Claude上で整理された「Claude Code コマンド一覧」もご覧ください。
Claude Code コマンド一覧(Claude Artifact)
なお、この資料はユーザー作成のコンテンツであり、内容が未検証である旨が明記されています。実際に利用する際は、Claude Codeの最新の/help表示や公式ドキュメントと照合することをおすすめします。
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